私達が世界の人とつながる事

先日の日曜日に鳥取市で開かれた ペシャワール会とっとりの中村哲医師の没後4回忌の記念写真展と講演記録上映とオンライントーク があり、参加させて頂きました。

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ペシャワール会では、支部を作らないとの事ですが、福岡のペシャワール会を支援をする会として鳥取で組織されているそうです。

中村哲さんが、2019年?に鳥取で講演された記録を上映され、現地ボランティアとして参加された方とのオンライントークがありました。

中村哲さんの物腰柔らかなお話しなどに、現地での苦難を一大事としてお聞きしながらも自分に痛みを与えないところに中村哲さんの寛容さと、真の意思の強さを感じながら聞いていました。

しかし、現在ボランティアに参加された方の中村哲さんとのエピソードをお聞きする中からは、実は激しい苦難の連続があった事を知る事ができました。

終了後、ロビーフロアーでの写真展を拝見したのですが、中村哲さんの話していた言葉も写真に添えられていました。

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たくさんの写真や言葉に自分の事も問い直すきっかけとなりました。

今、私達は、世界のあちらこちらで人道上の危機が表面化し、日本もまた他人事ではない事態となっています。

中村哲さんが探求されてきた道は、アフガニスタンの現地でのお話しではありましたが、実はアフガニスタンだけでなく、パレスチナであり台湾問題であり私達日本の市民が今どうすべきかを問うていた。写真中にもありますが、私達一人ひとりが他人まかせではなく自ら考え行動すべきだし、わずかな力でしかないが、あらゆる人に潜んでいる良心を叫合し地道に活動することだと気付かされます。

写真展の終わりまで読み続けると、涙が流れて号泣される方がおられる様に、私にもその姿は鮮明にどうすべきかを物語っておられました。

中村哲さんを神格化することではなく、私達1人ひとりがそこに立ち向かうべきです。そんな中、今の米国やロシアの覇権主義国に追従し軍事国家への道をひた走る私達日本の政府のあまりに劣化したものを感じざるを得ません。

今私達が世界の人とつながる事とは、決して軍備拡張し米国らと他国に対して軍事圧力をかける事ではないと明確に見えてきます。