哲学者 国分功一郎

BSで今夜、哲学者 国分功一郎氏が語りかけていました。

コロナ新時代提言  NHKBSでも、歴史学者の飯島渉氏も、グローバリズムによるウイルス感染の爆発的感染 pandemicを引き起こしてしまう事を語りかけています。今人類の新しいパラダイムシフトに向かうことが求められていると言います。

哲学者国分功一郎氏は、近代民主国家の自由は  移動の自由だと語りかけています。罰則も罰金刑から死刑まであるが、その間にあるのは  移動の自由の制限  つまり拘束だと言います。

ドイツのメルケル首相のスピーチに心打たれたと。

民主主義に於いて簡単に制限やルールを決めてはいけない!

東ドイツ出身のメルケル首相は、移動の自由を安易に制限することは許されない事だと自分は最も経験している。

しかし、今その私が、それでも移動の自由を制限してくださいとお願いせざるを得ない状況だと語りかけています。

国分功一郎氏は、このスピーチに心動かされたと言います。

 

私たちは、現代民主主義に於いて、安易に制限をすることや決定のプロセスを明確にすることが大切だと知っています。

このコロナウイルス危機に於いても、その大切さは変わりません。しかし、それでも移動の自由を制限する必要があると語りかけるメルケル首相のスピーチは人の心に響くものだったという事でした。

私たちが生きるこの世代の役割として市民がきちんとこの大切なプロセスを変えることなく、それでも速やかに対策を取る必要から移動の自由を行使しないという強い信念が必要だと思います。

 今の我が国の首相は、民主主義のかけらも感じられない対応やスピーチで進めています。民主主義の思想を欠いた行動に、私たち市民がきちんとそれはおかしい!と口にする事が求められていると思います。

米国のハーバード大学教授のマイケルサンデル氏が、白熱教室で示してくれたのは、敵対する間柄であっても理性的に議論を通じて意見の調整する事。少数派の意見すら切り捨てることなく議論により打開策を見つけていく事こそが

まさしく今求められている。

私たち今を生きる人が何をすべきなのか

問われていると思います。

 

 

香港も中国政府からの圧力に屈しない市民の声に今を生きる人々の行動を感じられる一面が見られます。