東京工業大学の教授

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皆生海岸線を歩く中で今日の朝日新聞朝刊の記事が頭に残ります。

コロナの影響で皆生温泉のホテルや旅館のスタッフさん達含めたくさんの方々が休業に追い込まれ収入減を余儀なくされ生活不安を抱えておられます。

未だ再開出来ない施設や再開しても来客がなく苦悩されており、大規模な営業展開が出来ないもどかしさに日々この苦境が過ぎ去るのを耐えておられると聞きました。

新しい展開としてお弁当を売り出されたり、お土産のネット販売をされたり必死の生活防衛をされています。

今朝の記事に東京工業大学の教授の意見が掲載されており改めてこのコロナ禍の中での安倍首相の下劣さに怒りを覚えます。

要旨としてリーダーとしての役割として以前私も書きましたが、ドイツのメルケル首相やニューヨーク市長のように自分の言葉で国民に語りかけ、共に市民皆んなと共にこの苦境を乗り越える姿勢が必要であったのではないか。

自分の弱さもさらけ出し、だからみなさんと同じ生活者として共に市民が協力して乗り越えようと語りかけています。

他方、安倍首相は、プロンプターの官僚の文章を棒読みし、しまいには読み方間違ってわけのわからない言葉を言い。更には、記者の質問にも答えず打ち切る。

 

2月の休校要請も実は首相としての法的根拠なく突如の会見と指示。恣意的仕入れの選定による不透明且つ右翼的指向性のある私企業を通しての調達などコンプライアンス意識の欠除した行動  未だに配布されない不要となったマスクに500億円近い金額の投入。

在宅を意識してリーダーとしての意識の欠除したネット配信。生活に不安を抱えて、それでも社会的にやるべきと閉店している人や失業におびえる市民に向け、安穏とした家で犬と戯れ人気取りの歌を流す。

全く市民目線ではない。今も休業や開業しても来客なく苦境に喘ぐ人にどんな顔をしてあなたは話しているのかと怒り心頭です。

昨日、自分の違法行為を刑事訴追されないよう検察法制を強行採決しようとしたもののTwitterで1000万件以上の抗議を浴びせられ、歴代検事総長からも抗議されて火事場泥棒のような採決には至らなかった法案も、まるで民主主義をなぎ倒す改悪までは市民が許さなかった。

東京工業大学の教授も新型コロナウイルスの後にはパラダイム転換が必要だと語りかけています。

 

皆生温泉のホテル群が海岸線に立ち並ぶ道を歩いていて、未だに閉まったままのホテルを眺めながら、苦境に苛まれながら生きる方々を思うと、改めて怒りがこみ上げて来るのを感じます。