東京五輪と政府について

 

先のストーリーズのディスカッションに寄稿された方の文章にとても共感しました。よろしければご覧ください。

 

菅原 眞智子

 

4時間前 昨日書き込みそこなったことを書かせてください。私の知人の娘さんはプロの舞台照明家ですが、仕事がなくなってしまった時期が長く続きました。そういう方は大勢いらっしゃると思います。演劇関係者、音楽家、美術家、ホールや劇場、博物館、美術館に関わる方々、もちろん飲食関係の皆様。そして、努力の成果を発表する場さえ失った子供たち。 「頑張っているんだから」はアスリートだけではないのです。そんな個人のささやかな喜怒哀楽なんぞ、国家的事業であり国際的イベントである五輪の前ではものの数ではないとがなり立てる、一群の人々がいますが、その汚い声にひるんではいけません。一人一人のささやかな営みこそが、世界を形作っているのではありませんか。あの汚い声をはびこらせたら、最後は国家的事業であり国際的イベントの最たるもの、戦争を許してしまうことにならないかと、私はこわくてたまらないのです。