昨年対比①

会社で仕事をする中で、ずっと言われてきたこと  昨対 さくたい=昨年対比

 

昨年同月比を引き合いに出し成果を問われる事が常でした。自分の中でも昨年同月比に自分の努力の仕事の達成感を感じていました。しかし、昨対の持つ意味をよく考えるとそれはあまり正確なものではなく判断を誤る事があることがわかり考えないようにしてきました。が、僕の成果を判断する人はそこを見て判断しているのは変わらないところでした。

みなさんも未だに昨年同月比で評価されていませんか?定量分析として。

今の資本主義の日本では、前月比や昨対を評価基準として定量分析されています。しかし、そこには市場変化や環境変化をきちんと分析もせずに単純評価して給料やポジションが決まります。また定性評価と評して、努力度合いや工夫度合いを評価するという曖昧なものであたかも正しいと思わせます。しかし、それぞれの市場変化や環境評価を一律に正しく評価するなんて至難の業をやっているところはないと思います。で、何が起きるかと言えば、努力が報われない労働者の無残な報酬や待遇が待ち受けます。ラッキーで得た獲得数値は、正しかったと思うものの、現実には経営的無策や市場変化によって左右される数値に翻弄されながら私たちは、不合理な評価を受けて落胆しています。なんとメンタルヘルスで苦しむ労働者の多い事かを考えると、昨対でバカな評価で苦しむ私たちの状況が見えてきます。

人事給与評価をすることで適切評価をすると言ってコンサルからの提案する人事給与評価基準を受け入れる会社がほとんどだと思います。僕も評価する立場として苦悩してきました。

コンサルの担当者は、私たち労働者の正当な努力をきちんと評価することを目的に評価システムを会社に売り込みをしているわけではありません。

なんのためにコンサルは提案してくるのか?もちろんコンサル料を獲得するためであり、誰が喜ぶのかといえば、もちろん経営者であり利益拡大が目的となります。

労働者の正当な努力をきちんと評価するためと言いながら、市場評価や環境評価を個別にしない。

コンサルの労力をケチっておきながら経営者の受け入れし易く受けの良い方法が提案されます。

経営者への売り込みは、適切評価と総賃金抑制がキーワードになっています。

まさしく   あほか! です。