崔善愛さん

チェ:ソンエさんは、在日朝鮮人のピアニストで、人権活動家のお父さんを持つ 週刊金曜日編集委員のお一人でもあります。

三月の週刊金曜日にチェさんが文章をあげておられたので紹介させて頂きます。

 

チェさんの娘さんが出産に際し、自分の出産の事が思い起こされたそうです。それは、その当時陣痛促進剤の弊害についてでした。明日産みましょう!と言う医師になぜ明日?と聞いたら明後日学会があり不在になるからだと言う。出産を医師の都合やましてや時の政府の意向で左右されてはならないと、走るなどして促進剤無しに出産したそうです。

1996年まで約半世紀にわたり存続させた優生保護法。国家による生命の不当な選別に対して異議を唱えなかった医師や私たちの人権意識は問われ続けられなければならない!と。

早速母になった娘さんが、産まれたれの我が子を抱きしめて、与謝野晶子の 君死にたまふ事なかれ の詩がうかんだ と言う。

チェさんは、強いメッセージを最後に残している

軍事基地化される日本と世界。私は、どんなものを捨て去っても、国家に子ども(たち)を差し出しはしない。

このメッセージに心揺さぶられずにはいられない。