入国制限緩和

昨日、1日当たりの日本への入国制限を2500から4000名以上に緩和した。

 

ただでさえ、国内の感染が爆発的に広がる最中、オリンピックが終了して受け入れ能力に余裕ができたからだという。

 

オリンピック開催の為、貴重な社会資源である検査対応人員や設備稼働能力を国民の為でなく、空港検疫につぎ込んできた。また、急速な感染拡大による帰国対策が求められた東南アジア諸国連合からの帰国ラッシュにオリンピック開催の為制限した。大企業が社員や家族をチャーター便で政府特別枠で帰国させ、能力オーバーとなった成田からトランジットで名古屋に向かわせるなど特別配慮。まさに中小企業のスタッフや家族、個人は犠牲になった。この間にも死者は海外でも出ている。

帰国ラッシュの緩んだ今。感染拡大が爆発的に進む今。ロックダウンを選択検討しなければならない状況となった今。

なぜ今入国制限緩和するのか。

大切な社会資源を振り分ける判断は、政府の重要な役割だ。

菅首相や政権に判断能力が無いのか?と疑いを持たざるを得ない。ぜひ正当な判断だと示す説明をして欲しい。